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「リネン」「ヘンプ」「ラミー」の違いとは?暑い夏に着たい麻素材

「リネン」「ヘンプ」「ラミー」の違いとは?暑い夏に着たい麻素材
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夏の服でよく見かける「麻」。

洋服で使われる「麻」には
3つの種類があります。

  • リネン
  • ヘンプ
  • ラミー

洋服を選ぶ際に知っておきたい
麻素材の違い
わかりやすくご紹介します!

リネンとは

リネンは何で作られている?

リネンは「亜麻(あま)
という植物から作られています。

亜麻の茎を
繊維に加工したのがリネンです。

種子から採れる「亜麻仁油」も
有名ですね。

亜麻はフランスやベルギー、
中国などの涼しい地域で栽培されています。

リネンの特徴

  • 耐久性が高い
  • 洗濯に強い
  • 汚れが落ちやすい
  • 使うほど柔らかく馴染む
  • 通気性と保温性のバランスが良い

リネンは通気性が良く蒸れにくいので
夏に活躍してくれます。

でも、実は保温性もあるので
夏に限らず1年中使える素材なのです。

デメリットとしては
シワになりやすい点が挙げられます。

リネンを使ったアイテム例

リネン100%のブラウス

URBAN RESEARCH DOORS

リネンのブラウスは
サラッとした着心地で夏にぴったり。

暑いけれどノースリーブや半袖より
袖のあるものがいい!

という方にもおすすめです。

リネン混素材のパンツ

URBAN RESEARCH DOORS

リネン100%のパンツだと
透けやすかったり
裏地が必要になったり
シワになりやすかったりします。

そのため
特にきれいめなパンツでは
リネン100%ではなく
ポリエステルやレーヨンとの
混紡のタイプが多く見られます。

ヘンプとは

ヘンプは何で作られている?

ヘンプは「大麻(たいま)
という植物の茎に含まれる繊維から
作られています。

しめ縄などにも使われる
古くから生活に根付いていた素材です。

しかし
戦後日本では大麻は麻薬が採れることから
栽培が規制されヘンプの流通量も
ガクッと低下してしまいました。

大麻と言っても
薬物に使うのは葉や花で
繊維に使うのは茎で、成分が異なります。

育て方も違うのでヘンプ生地は
違法ではありません。

栽培されているのは
中央アジアや中国、
ロシア、ルーマニアなどです。

ヘンプの特徴

  • 熱を逃がしてくれる
  • 吸湿性、速乾性が高い
  • 防臭効果が期待できる
  • 丈夫
  • シャリ感がある

ヘンプは硬い繊維ですが、
洋服に使われるものは、
細い糸に加工されているので
ゴワっとしているというよりも
シャリっとした感じです。

汗をかいてもすぐに乾くので
ジメッと暑い地域の夏にちょうどいい
素材と言えます。

ヘンプを使ったアイテム例

味わいのあるニット

SLOBE IENA

ヘンプは太くて短い繊維なので、
糸状にするとネップ(節)ができます。

ネップのある糸を編むと
表面に凹凸が生まれて、
味わいのある雰囲気に。

ハットやバッグなど

CA4LA

ヘンプを使った雑貨は
ザクザクとした編み地がおしゃれ。

夏らしい雰囲気のハットやバッグなど
季節感のあるアイテムが人気です。

ラミーとは

ラミーは何で作られている?

苧麻(ちょま)」という植物の
茎の靭皮から採れるのがラミーです。

中国やブラジル、フィリピンなどの
暖かく湿度の高い地域で多く栽培しています。

ラミーの特徴

  • 麻の中でもっとも丈夫
  • シャリ感があり涼しい
  • 水に濡れるとより強くなる
  • 汚れが落ちやすい

ラミーは硬い繊維から
作られているので、毛羽立ちやすいため
肌が弱い方だと
チクチク感じるかもしれません。

ラミーを使ったアイテム例

シャツやブラウス

SLOBE IENA

シャリっとした質感のラミーは
シャツやブラウスによく使われます。

通気性が高く肌離れもいいので
サラッと着られる夏に最適な素材です。

ストール

23区

シアー感があり軽い素材のラミーは
夏のストールにも使われます。

冷房対策や紫外線対策に
サラッと羽織れる1枚は暑い夏にお役立ち!

「リネン」「ヘンプ」「ラミー」選び方のポイント

衣類の品質表示タグの「麻」とは?

衣類の内側の左に付いている
品質表示タグには、
使われている素材が書いてあります。

「麻」は
茎や葉から採取した繊維を使っているものを
指すので、「リネン」「ラミー」の両方が
「麻」と表示されます

ヘンプは大麻の栽培が規制されたことから
家庭用品品質表示法で指定されていないため
指定外繊維(ヘンプ)
と表示されているのです。

着心地で選ぶなら?

ソフトな着心地がいい場合は
断然リネンがおすすめ
です。

シャキッとした清涼感を重視したい
のであれば、ラミーが◎

ヘンプは硬めなので
直接肌に触れない羽織ものや
ファッション雑貨などで取り入れるのが
いいですね。

涼しさで選ぶなら?

涼しさで選ぶなら、
汗をよく吸って熱と共に放出してくれる
ラミーがおすすめ
です。

もちろんリネンも通気性は高いですが
それ以上にラミーは清涼感があります。

麻素材で暑い夏を快適に

DoCLASSE

涼しげな見た目に加えて
着心地のさわやかさが夏にぴったりな
麻素材。

リネンとヘンプ、ラミー
それぞれの特徴を理解して
上手におしゃれに取り入れたいですね!

リネンラミーヘンプ
手触りソフトハリがあるシャリ感がある
強さラミーより弱いもっとも強いラミーより弱い
元の色生成色黄色味が強い
肌への刺激少ない多少ありあり