アウターに悩む春と秋……

寒い冬から少しづつ暖かくなってくる春。
徐々に気温が下がってくる秋。
イメージ的には、3月末から4月に着るアウターと10月末から11月に着るアウターって同じ?って気がしませんか?
でも本当にそれでいいのか、気になる春と秋のアウターについて解説をしていきます。
Contents
春と秋、実際の気温は?

例えば東京の場合……
春 | 最高/最低 | 秋 | 最高/最低 |
3月 | 14°/5° | 10月 | 22°/15° |
4月 | 19°/10° | 11月 | 17°/9° |
5月 | 23°/15° | 12月 | 12°/4° |
3月はまだまだ寒く、10月はまだ結構暖かいということがわかります。
気温を基準に考えて「防寒」のために着るとなると……
- 3月のアウター≒12月のアウター
- 4月のアウター≒11月のアウター
- 5月のアウター≒10月のアウター
という感じになります。
とはいえ、
今から春になる3月とだんだん寒くなる12月に同じものを羽織りたいか……というと、ちょっと気分が違う気がしますよね。
また、寒かった真冬から気温が上がってくる3月は、それほど気温が高くなくても体感的には暖かく感じるし、12月は気分的にはもはや冬!
やっぱり春と秋に同じアウターを着るのは難しいの?!
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春と秋に同じアウターを着るためのPOINT
真冬のコートほどではないけれど、アウターは高額アイテム。
せっかくなら長い期間着れたら嬉しいですよね。
春と秋どちらも着れる素材を選ぶ
- コットンギャバ
- コットン×ポリエステルギャバ
- ブロード
トレンチコートによく使われる、綾織の生地のギャバやキレイな表面感のポプリン織のブロードは、生地がしっかりとしていて春にも秋にも活躍してくれます。
反対に、春によく使われれるリネン素材はさらっとした手触りと通気性の良さから、涼しげに見えるので秋には着づらいかもしれません。
透湿防水、撥水、防風などの機能がある素材も秋冬どちらも使えます。マッキントッシュの定番「ボンディング」はまさにその代表選手。
明らかに春っぽい秋っぽい色を選ばない
- 春っぽい→パステル系の明るいピンクやイエロー
- 秋っぽい→濃いベージュや濃いブラウン
といった、明らかに春秋っぽい感じのカラーだと着こなしに合わない場合があります。
春コーデにも秋コーデにもナチュラルに合わせることができるように、ベージュ系やカーキ、ネイビーを選ぶと長く着ることができます。
取り外しができるライナーで温度調整
コットンなどの素材のコートに暖かなライナーがついているタイプのコートは、長い季節活躍させることができます。
- 起毛感のあるライナー
- 中綿やダウンが入ったライナー
などがついているものだと寒い時期も真冬っぽくならずに着ることができます。
着こなしで温度調節
- 前を開けて羽織る
- カットソーやブラウスに羽織る
- 袖をまくる
- ニットを着る
- 機能性あったかインナーを着る
- パーカーやインナーダウンを重ねる
同じコートでも着こなしで雰囲気も暖かさも変わるので、ちょうどいい着方を見つけるとコートの登場回数が増えるはず!
おすすめ春秋兼用アウター
気温の変化が大きい春と秋。
どちらの時期にも使えるアウターがあれば、急な寒さや気温の上昇にも対応できて便利です。
コットン素材のコート
ほどよい保温性があって、通気性もあるコットン素材のコートは春も秋も活躍してくれます。
生地が薄すぎると、寒そうに見えるので、しっかりめの生地のものがおすすめです。
寒い時ならインナーコーデで重ね着をして空気の層を何層も作れば、綿素材でも暖かく着ることができます。
トレンチコート

春秋のアウターの定番トレンチコート。
ベージュ系やネイビー、カーキなどは春コーデにも秋コーデにも合うので便利。
真っ白や、ツルッとした素材のものだと春らしくは着れるけれど秋には微妙……という感じになってしまうので、長い期間着るならベージュをはじめとした定番のカラーでコットンを中心とした素材のものがおすすめです。
デニムジャケット
パンツにもスカートにも、さらにワンピースにも合うカジュアルアウターのデニムジャケット。
インナーには、半袖や長袖、パーカーなどでもOKなので気温に合わせて着こなせます。
マウンテンパーカー
さらっと羽織れるカジュアルアウターが良い!という時にぴったりなのがマウンテンパーカー。
ゆったりめのシルエットのものが多いので、寒い時期なら中にインナーダウンを着て暖かく着るのもアリです。
春と秋、同じアウターを着ることはできる!
どれでもOKということではありませんが、コーディネート次第では、春と秋に同じアウターを登場させることは可能です。
まだ結構寒いけれどもう3月だし……と無理をして薄手の春コートを着て風邪を引くくらいなら
ライナー付きの秋コートを着て春っぽい着こなしをする方が良いですよね。
あとは、ストールやブーツ、インナーなどでその季節に合うコーディネートを目指すことが大事。
「おしゃれは無理をするもの」というのは都市伝説。
トレンドを意識するだけでなく、気候に合うアウターで快適に着るのが正しいおしゃれです。
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