珍しく気合を入れたコーデで出かけようとしたら、夫が微妙な表示で「なんかいつもと違う」と言ってきた。
それだけで一気にテンションがガクッと落ちてしまって、結局その服を脱いでいつもと同じ服装に着替えた。
楽しいはずの外出なのに、家族の余計なひと言が気になって帰ってきても、なんとなくモヤモヤが残る…。
……こういうこと、ありませんか?
あるある!って思った方、今日はそのモヤモヤをいっしょに解きほぐしていきましょう。
なんであの一言、こんなに刺さるんだろう

仲のいい友達には「かわいい!」って言ってもらえたのに、夫の一言でぜんぶ吹き飛んだ。そういう経験があるという人は多いみたいです。
なんで家族の言葉って、こんなに効くんでしょうか。
たぶん、信頼している人の言葉だからなんですよね。
見ず知らずの人に「その服どうなの」って思われても、まあ流せる。
でも毎日いっしょにいる夫や子どもの言葉は、服の評価を超えて「私そのものを否定された」みたいな感じになってしまうんです。
しかもタイミングが悪い。
「珍しく気合を入れた日」って、少しだけ緊張してますよね。
新しい服を試してみた日、ちょっとだけ冒険したコーデの日。
そういうドキドキしながら鏡を見ていた自分に「変じゃない?」が直撃するわけで。
ダメージが大きいのは、あなたが傷つきやすいんじゃなくて、それだけ一生懸命だったから。それだけのことだと思います。
夫・子ども・友人、言ってくる人でぜんぜん違う

ちょっと整理してみると、同じ「変じゃない?」でも、言ってくる相手によって傷つき方の「質」がちがいますよね。
夫の場合
夫の「なんか変」には、だいたい悪意がありません。
ただ、妻がいつもと違う格好をすると、なんとなく落ち着かない。その戸惑いが「変じゃない?」になって出てくる、みたいなパターンがほとんど。
問題は悪意がないないぶん、こっちの傷が複雑になること。「おしゃれの話じゃなくて、私のこと全然見てくれてないのかな」って、孤独感みたいなものが混ざってくる。これがなかなかしんどいんですよね。
子どもの場合
「お母さんその服なんか変」。小学生や中学生の子どもに言われると、笑えないくらい傷つく方が多いです。
子どもってフィルターがないので、思ったことをそのまま口から出しますよね。
気遣いがない分だけ、直撃する。「子どもにまで変って言われるほどセンスがズレてるの……?」って、自信がじわっと崩れていく感じがします。
友人・知人の場合
少し距離のある相手に言われると、今度は怒りと落ち込みが同時に来ます。
「なんでそんなこと言うの?」って憤りと、「やっぱりおかしかったのか……」って凹みが、ごちゃ混ぜになって。これもきつい。
実は、一番「変じゃない?」と言ってるのは自分かも

夫に「変じゃない?」と言われたとき、その服を脱いでしまうのはなぜでしょう。
世の中には、同じことを言われても「そう? 私は好きだから着ていくね」とさらっと出かける人がいます。「え〜でも気に入ってるんだけどな」と笑いながら玄関を出る人もいる。
同じ言葉を聞いているのに、脱いでしまう人と脱がない人がいる。
この差、なんだと思いますか?
「自分のおしゃれへの自信があるかどうか」、と言ってしまえばそれまでなんですが、もう少し正直に言うと——「私はこれが好き」って、自分自身が信じきれているかどうかなのではないでしょうか。
他人の言葉に揺れやすいとき、その根っこには「自分自身がまだ迷っている」ということが、隠れていることが多いんです。
夫が引き金を引いただけで、引き金を引かれる状態を作っていたのは、自分の中の迷いなのかもしれません。
「受け取っていい言葉」と「受け取らなくていい言葉」

じゃあ家族の言葉、全部無視しちゃっていいの? というと、そうでもないんですよね。
たとえば「その色、最近ちょっと顔色が暗く見えるかも」みたいな言葉は、参考にできる情報が入っていることもある。ファッションとして向き合ってくれている言葉なら、たとえ否定的でも聞く価値があります。
そうじゃなくて、「なんとなく違和感があったから言っただけ」という言葉は、受け取らなくても大丈夫。
夫の「なんかいつもと違う」は、たいていの場合、ファッションの評価じゃありません。ただの「変化への戸惑い」です。
そう思えると、少し楽になりませんか。「あ、これは服への感想じゃなくて、夫の戸惑いなんだ」って。そうなると、受け取り方がちょっと変わってくるかもしれません。
「誰のためにおしゃれをするか」、答えを持っておく

夫に「いいね」って言ってもらいたい。子どもに恥ずかしい思いをさせたくない。久しぶりに会う友人に、おしゃれだと思われたい。
どれも自然な気持ちだと思います。全然おかしくない。
でも、それだけが理由になっていると、評価してくれる人がいない日のおしゃれが、しんどくなってしまう。
誰にも会わない日。夫が無関心な日。子どもが「どうでもいい」という顔をしている日。そういう日のおしゃれは、誰のためにするの?ってなったとき、答えが出てこなくなってしまう。
だから、
「自分が気持ちいいから、着る」
というもうひとつの理由を持っておきましょう。
この色を着ると朝の気分がちょっとあがる。この服だとなんか今日一日うまくいきそうな気がする。それだけで、十分すぎる理由です。
夫に「変じゃない?」と言われた日に、それでも「いや、私はこれが好きだから」と着ていけたとき——その選択のひとつひとつが、自分自身のおしゃれへの信頼を、じわじわと育てていきます。
自分がおしゃれを楽しむのに、誰かの許可を得る必要はない。
そう思えたら、おしゃれがもっと楽しくなるかもしれません。
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