秋から春にかけて活躍するハイゲージニット。
薄手で上品な印象を与えてくれるアイテムですが、「いつから着ていいの?」「春に着るのはおかしくない?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ハイゲージニットを快適に着られる気温の目安と、月別の着こなしポイント、さらに季節外れに見せないコツまで詳しく解説します。
ハイゲージニットを着るボーダーラインは最高気温20度未満

ハイゲージニットは、編み目が細かく薄手に仕上がっているのが特徴です。
そのため、最高気温が20度を下回るタイミングが着用の目安となります。
具体的には、18〜20度前後がもっとも快適に着られる気温帯です。
20度を超える日は暑く感じることがありますし、逆に15度以下になると薄すぎて寒さを感じる場合も。
朝晩の気温差が大きい日は、日中は脱いで調整できるよう、カーディガンタイプを選ぶのも賢い選択といえるでしょう。
天気予報をチェックして、最高気温が20度未満になったら、ハイゲージニットの出番です。
月別・気温別に見るハイゲージニット着用ガイド
10月の着こなしポイント

10月は秋の訪れを感じる季節で、最高気温が15〜22度程度になります。
10月頃の気温14〜17度では、ハイゲージニットやカーディガンをアウター代わりに取り入れるスタイルがおすすめです。
まだ日中は暖かい日もあるため、ベージュやカーキなど秋らしいアースカラーのハイゲージニットを選びましょう。
デニムやチノパンと合わせたカジュアルなコーディネートが定番です。
羽織りとしても使えるカーディガンタイプなら、温度調整も簡単ですね。
11月の着こなしポイント

11月に入ると気温が10〜18度程度まで下がり、本格的な秋冬シーズンに突入します。
この時期になると、保温性の高い厚手のウールニットやカシミヤ素材が快適に感じられます。
ただし、ハイゲージニットもまだ活躍できる時期です。
シャツとのレイヤードスタイルや、ジャケットのインナーとして取り入れると、おしゃれで暖かい着こなしが完成します。
ネイビーやチャコールグレーなど、冬に向けた落ち着いたカラーがマッチするでしょう。
12月の着こなしポイント

12月は気温が7〜13度程度になり、冬本番を迎えます。
ハイゲージニット1枚では寒さを感じる日が増えるため、アウターとの組み合わせが必須です。
コートやダウンジャケットのインナーとして、ハイゲージニットは最適な選択といえます。
厚手のニットだともたつきやすいですが、薄手のハイゲージニットならスッキリと着こなせるのが魅力です。
タートルネックタイプを選べば、首元の防寒もバッチリですね。
1月の着こなしポイント

1月は最も寒い時期で、気温が5〜10度程度まで下がります。
ハイゲージニットは単体で着るというより、インナーやレイヤードアイテムとして活用しましょう。
真冬には軽量ニットを重ねるレイヤードスタイルで、暖かさと軽やかさのバランスを取るのがポイントです。
ヒートテックの上にハイゲージニット、その上にシャツやジャケットを重ねるなど、多層構造で防寒対策を。
薄手だからこそ、重ね着してもスマートに見えるのが強みです。
2月の着こなしポイント

2月も引き続き寒い日が続きますが、下旬になると少しずつ春の気配を感じ始めます。
気温は5〜12度程度で、1月とほぼ同じ着こなしが基本となります。
ただし、月末に向けて明るめのカラーを取り入れると、春への移行がスムーズです。
グレーやベージュなど、冬から春にかけて使える中間色を選ぶと良いでしょう。
コートのインナーとして、引き続き重宝する時期ですね。
3月の着こなしポイント

3月は気温が8〜15度程度になり、徐々に暖かくなってきます。
ハイゲージニットは3月から4月にかけて、気温18〜22度程度で快適に着用できます。
朝晩はまだまだ冷えるので、スプリングコートのインナーに薄手のハイゲージニットを着るとちょうどいいですね。
軽やかなコットン素材のハイゲージニットなら、春の装いにぴったりマッチします。
スカートやワイドパンツ、デニムパンツなどと合わせて、季節感のある着こなしを楽しみましょう。
4月の着こなしポイント

4月は気温が12〜20度程度まで上がり、春本番を迎えます。
4月にニットを着る際は、素材や色選びが重要になります。
綿やアクリルなど軽やかな素材のハイゲージニットを選び、春らしい明るい色をチョイスしましょう。
袖をまくったり、首元をゆるめに着たりして、抜け感を出すのがコツです。
気温が20度を超える日は、そろそろハイゲージニットも衣替えのタイミングといえるでしょう。
春にニットはおかしい?季節外れに見えない3つのコツ

「4月にニットを着るのって季節外れかな?」と不安になることはありませんか。
実は選び方と組み合わせ次第で、春にもニットはおしゃれに活躍してくれる優秀アイテムなのです。
ここでは、春でもニットを自然に着こなすための3つのコツをご紹介します。
コツ1「春色」を選ぶ
春にニットを着るなら、カラー選びが最も重要なポイントです。
ダークカラーや重厚感のある色は避け、明るく軽やかな色を選びましょう。
おすすめの春色
- ホワイト、オフホワイト
- ベージュ、ライトグレー
- パステルピンク、ミントグリーン
- スカイブルー、ラベンダー
こうした淡い色味を選ぶだけで、一気に春らしい印象になります。
特にホワイト系のニットは、季節を問わず爽やかに見えるのでおすすめですよ。
コツ2「素材」で軽さを出す
秋冬はアクリルやウールが活躍しますが、春は綿ニットが活躍します。
素材選びで季節感を演出することが大切です。
春におすすめの素材
素材 | 特徴 |
---|---|
コットン(綿) | 軽くて通気性が良い、春の定番 |
リネン混 | サラッとした質感で涼しげ |
薄手アクリル | お手入れが簡単で価格も手頃 |
重たく見えるウールやカシミヤは避けて、軽やかな素材を選びましょう。
コツ3「肌見せ」で抜け感を演出
春のニットスタイルには、適度な肌見せがポイントになります。
首元、手首、足首など、どこか一箇所でも肌を見せることで抜け感が生まれます。
肌見せテクニック
- Vネックやボートネックで首元をすっきり
- 袖をまくって手首を見せる
- 7分袖のニットを選ぶ
- アンクル丈のボトムスで足首を出す
全身をニットで覆ってしまうと重たく見えるため、どこかに「抜け」を作るのが春コーデのコツです。
素材で変わる着用シーズン

ハイゲージニットは素材によって、快適に着られる時期が大きく変わります。
同じハイゲージでも、素材の特性を理解して選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な素材とその着用シーズンについて解説します。
ウール・カシミヤは3月まで
ウールやカシミヤ素材のハイゲージニットは、保温性が高いのが特徴です。
そのため、10月から3月までの秋冬シーズンに最適といえます。
特にカシミヤは高級感があり、肌触りも滑らかで人気の素材ですね。
ただし、4月以降は気温が上がるため、暑く感じることが多くなります。
3月末には衣替えを意識して、次にご紹介する春夏向けの素材に切り替えましょう。
コットン・アクリルは4月も活躍
コットン(綿)やアクリル素材のハイゲージニットは、軽くて通気性が良いため、春先まで長く着られます。
10月から4月まで、実に半年以上活躍する優秀なアイテムです。
コットン素材は吸湿性に優れ、気温の変化にも対応しやすいのが魅力といえるでしょう。
アクリルは手入れが簡単で、洗濯機で洗えるものも多く、デイリー使いに最適です。
春の気温が不安定な時期にも、コットンやアクリルのハイゲージニットがあれば安心ですね。
まとめ
ハイゲージニットは、最高気温20度未満が着用の目安となります。
10月から4月まで、約半年間にわたって活躍する便利なアイテムです。
着こなしのポイント
- 秋冬は暗めの色、春は明るい色を選ぶ
- 重ね着やアウターとの組み合わせで温度調整
- 春は素材と肌見せで軽やかさを演出
- ウール・カシミヤは3月まで、コットン・アクリルは4月も可
気温や素材、色選びを意識することで、季節外れに見えずおしゃれに着こなせます。
天気予報をチェックしながら、ハイゲージニットで快適なおしゃれを楽しみましょう。