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リネンとは?服に使われる素材の特徴・麻との違い・洗濯方法まで解説

リネンとは?服に使われる素材の特徴・麻との違い・洗濯方法まで解説

「リネンって麻と何が違うの?」「リネンの服ってどうお手入れすればいいの?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。

ナチュラルで上品な雰囲気が魅力のリネン素材ですが、実は奥深い素材で、特性を知れば知るほど上手に取り入れられるようになります。

この記事では、リネンの基本的な意味から服としての特徴、麻との違い、そして洗濯やお手入れの方法まで、まとめてわかりやすく解説します。

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リネンとはどんな素材?基本をおさらい

夏の羽織ものとして活躍するリネンシャツ

リネンとは、亜麻(あま)という植物から作られる天然素材の繊維のことです。

「麻」や「リンネル」と呼ばれることもあり、服だけでなく寝具やキッチンクロスなど、暮らしのさまざまな場面で使われています。

ここでは、リネンの歴史や「麻」との違い、種類についてわかりやすく解説します。

リネンの歴史は紀元前から

リネンは人類が最初に使った繊維のひとつといわれており、その歴史は紀元前8,000年頃まで遡ります。

古代エジプトでは、神事に使われたり、ミイラを包む布に使われたりするほど、貴重なものとして扱われていました。

現代では主にフランス北部やベルギーといった比較的涼しい地域で生産されており、今も世界中で愛されています。

「麻」と「リネン」は何が違うの?

「麻」とは天然の植物繊維の総称で、リネン(亜麻)のほかにも、ラミー(苧麻)やヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)などが含まれます。

そのためリネンは麻の一種といえます。

ただし日本の家庭用品品質表示法では、リネンとラミーのみが衣料品の品質表示に「麻」と記すことを認められています。

ショップで「麻素材」と書かれた服を見かけたときは、リネンかラミーのどちらかということになります。

素材名原料特徴
リネン(亜麻)亜麻の茎繊維が細く柔らか、肌触りなめらか
ラミー(苧麻)苧麻の茎繊維が太くハリが強い、チクチク感あり
ジュート(黄麻)黄麻の茎ゴワつきがあり主にカーペット裏地などに使用

フレンチリネンとコットンリネンの違い

リネンにもいくつか種類があります。

代表的なものがフレンチリネンで、肌に優しく通気性が高く、使うほどになじんで光沢感が増すのが特徴です。

服や寝具などに多く使われています。

もうひとつはコットンリネンで、コットン(綿)とリネンを混ぜ合わせた素材です。

コットンの柔らかさとリネンの通気性を合わせ持ち、パジャマやルームウェアなど肌に直接触れるアイテムに向いています。

なかにはナイロンやレーヨンとの混紡のものも

リネン素材の服の特徴│メリットとデメリット

リネン素材はさらりとした着心地が魅力

リネンは天然繊維の中でも機能性の高さで知られる素材です。

吸水性や通気性、耐久性など、服としてうれしい特徴がそろっています。

一方で、シワになりやすいといった扱いにくい面もあります。

リネン素材の服を選ぶ前に、特徴をしっかり把握しておきましょう。

リネンの服の魅力

夏のおしゃれに大活躍するリネン

1. 通気性・速乾性に優れている

リネンの繊維は中が空洞になっているため、空気が通りやすく、汗をかいてもべたつきにくいのが特徴です。

吸った水分もすぐに発散されるので、梅雨や夏場にとくに重宝します。

2. 使うほどに柔らかくなる

新品のうちはやや硬さやコシを感じることがありますが、洗濯を重ねるうちにどんどんしなやかになっていきます。

「使って10年後がいちばん美しい」ともいわれるほど、育てる楽しさがある素材です。

3. 耐久性が高い

天然繊維の中でもっとも丈夫といわれるリネンは、水に濡れるとさらに強度が増す特性を持っています。

頻繁に洗濯しても傷みにくく、長く愛用できるのは大きなメリットです。

4. 汚れがつきにくい

リネンの繊維にはペクチンという天然成分が含まれており、汚れが繊維に染み込みにくいといわれています。

汚れがついても落ちやすく、静電気も起きにくいため、ほこりが付着しにくいのも特徴です。

リネンのデメリット

シワになりやすい

リネンは伸縮性がほとんどないため、着用中や洗濯後にシワがつきやすいのが難点です。

ただ、このシワもリネン特有の風合いとして受け入れ、あえてナチュラルな着こなしを楽しむ考え方もあります。

きれいめに着たい場合はアイロンを上手に活用しましょう。

縮む可能性がある

熱いお湯で洗うと縮みやすくなります。

洗濯の際は水温に注意が必要です。

コットン素材との比較

「コットンとリネンはどう違うの?」とよく聞かれますが、大きな違いは以下の通りです。

比較項目リネンコットン
肌触りサラッと、やや硬めふんわり柔らか
通気性◎ とても高い○ 高い
吸水性◎ コットンの約2〜4倍○ 高い
耐久性◎ 天然繊維の中でトップクラス○ 比較的丈夫
シワのつきやすさ△ つきやすい○ 比較的つきにくい

肌への密着感が少なく涼しさを感じたい夏の服には、リネンの方が快適です。

一方で、やわらかくふんわりとした着心地を求めるならコットンが向いています。

リネンの服の正しい洗濯・お手入れ方法

リネン素材を洗うときは取り扱い表示を確認して

リネン素材の服は自宅で洗濯できるものが多く、気軽にケアしやすいのが魅力です。

ただし、シワや縮みの原因になるポイントがあるので、洗い方・干し方・収納の仕方をしっかり押さえておきましょう。

洗濯機での洗い方

まずは洋服の洗濯表示を確認しましょう。

洗濯機で洗う場合は、以下の手順がおすすめです。

  1. 洗濯ネットに入れ、汚れが目立つ部分を外側にして軽くたたむ
  2. 水または30℃以下のぬるま湯を使用する
  3. おしゃれ着用の中性洗剤を使い、ドライコースや手洗いコースなど弱水流で洗う
  4. 脱水は短時間(目安30秒〜1分程度)で済ませるか、手洗いの場合はそのまま干す

色ものは色移りを防ぐため、他の洗濯物と分けて単独で洗うのが安心です。

干し方とアイロンのポイント

乾燥機は縮みの原因になるため、自然乾燥がおすすめです。

干すときは水がしたたる状態(濡れ干し)か、平干しで形を整えましょう。

直射日光に長時間当てると色あせや変色の原因になるため、日陰で干すようにしてください。

干す前にぱんぱんと手でシワを伸ばしておくと、乾いたときにすっきり仕上がります。

アイロンをかける場合は、生乾きの状態がベストです。

あて布をして中〜高温で、シャキッとした仕上がりを目指しましょう。

収納の仕方

クローゼットにかけて保管するのが基本です。

たたみジワがつきにくく、型崩れしにくいハンガー収納が向いています。

ハンガーは肩幅に合った太めのものを選ぶとより安心です。

たたんで収納する場合は、ふんわりとたたみ、上に重いものを重ねないよう注意しましょう。

また、湿気に弱いため、クローゼット内は除湿剤を活用して通気性を保つのがおすすめです。

まとめ

リネンとは、亜麻という植物から作られる天然素材の繊維のことです。

通気性・吸水性・耐久性に優れており、使い込むほど風合いが増すという魅力があります。

シワになりやすいという特性はありますが、洗濯や干し方・収納の方法を押さえることで、長く美しく着続けることができます。

「麻」と書かれた服の中身はリネンかラミーですが、肌触りの違いを知っておくと、お店での選び方がより楽しくなります。

ナチュラルでさらっとした素材感は40代・50代の大人のおしゃれにもなじみやすく、春夏のワードローブに積極的に取り入れてみてください。

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