「ウエストインに挑戦したいけれど、お腹がぽっこり目立ってしまう…」 そんな悩みを持つぽっちゃりさんは多いのではないでしょうか?
実は、ただ裾を入れるだけでは太って見えてしまうのは当然なんです。
ヘアゴムを使った「擬似イン」の裏技や、骨格タイプに合わせた着こなしを知れば、誰でもすっきりスタイルアップが叶います。
この記事では、お腹をカバーしながら垢抜ける、ウエストインの正解テクニックを徹底解説します。 明日からのコーデにすぐ使える技ばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね。
なぜ太って見える?ぽっちゃりさんのウエストイン「2つの失敗原因」

ボトムスに全て詰め込むことで下腹部の厚みが強調される
「ウエストイン=全部入れること」だと思っていませんか?
トップスの裾をすべてボトムスの中に押し込むと、生地の厚みがそのままウエスト周りにプラスされてしまいます。
特に厚手のニットやスウェットの場合、お腹周りが物理的に一回り太くなってしまうのです。
さらに、ボトムスのファスナーやボタンが生地の圧力で外側に押され、下腹部がボコッと飛び出したようなシルエットになりがちです。
まずは「全部詰め込まない」ことが、着痩せへの第一歩ですよ。
ブラウジング不足でメリハリがなく妊婦のように見える
トップスの裾を入れた後、きっちり引っ張り下げたままにしていませんか?
これではお腹のラインが丸わかりになり、まるで妊婦さんのような体型に見えてしまうことがあります。
ウエストインをおしゃれに見せる鍵は「ブラウジング(たるませること)」にあります。
- お腹の肉感を拾わせない
- ウエストの位置をごまかす
- 上下にメリハリをつける
このための「ふんわり感」が足りないと、生活感が出てしまい、おしゃれな印象から遠ざかってしまうのです。
お腹が膨らまない!ゴムを使った「擬似イン」の裏技
ヘアゴムで裾を結んで内側にくるんと折り込む「結びイン」

ボトムスの中に服を入れると苦しい、という方におすすめなのが「結びイン」です。
やり方はとても簡単です。
- トップスの裾を片側に寄せ、細めのヘアゴムで結ぶ
- 結び目を内側(体側)にくるんと折り込む
たったこれだけで、見た目はウエストインしているのに、ボトムスの中には何も入っていない状態が作れます。
お腹周りがゴワゴワせず、トイレの時も楽ちんな最強の裏技です。 結ぶ位置を調整すれば、丈感も自由自在ですよ。
ゴムベルトを使って好みの位置でブラウジングを固定

丈が長めのシャツやチュニックには、ゴムベルトや細いベルトを使いましょう。
トップスの好みの位置(ウエストより少し高めがおすすめ)にベルトを巻きます。
その上から生地をふんわりと引き出して、ベルトに被せるだけです。
この方法のメリットは以下の通りです。
- 着崩れしにくい:動いても裾が出てこない
- 脚長効果:ハイウエスト位置で固定できる
- お腹カバー:たっぷりとブラウジングを作れる
基本の「前だけイン」黄金比率
インする幅は「おへそ中心に拳一つ分(約10cm)」が正解
前だけインをする際、前の裾を端から端まで入れていませんか?
ぽっちゃりさんがすっきり見せるためには、インする幅を「おへそを中心に拳一つ分(約10cm)」に絞るのがポイントです。
幅を狭くすることで、お腹の中心にV字のようなラインが生まれます。
この視覚効果によって、ウエストがキュッと引き締まったように錯覚させることができるのです。
また、脇腹の肉感を拾わずに済むため、横幅が強調されるのを防ぐ効果もありますよ。
裾を3〜5cm引き出してふんわりとお腹をカバーする
インした部分を少し引き出す「ブラウジング」は、加減が重要です。
目安は「3〜5cm」ほど引き出すこと。
少し引き出すことで、生地がアーチ状になり、ポッコリお腹の上にふんわりとした空間が生まれます。
この空間がクッションとなり、お腹の出っ張りを物理的に隠してくれるのです。
引き出しすぎるとだらしなく見え、足りないとパツパツに見えるので、鏡を見ながら「お腹の頂点が隠れるくらい」を目指して調整してみてください。
サイドとバックは出してお尻周りのラインを隠す
「前だけイン」の最大のメリットは、気になるお尻や腰回りを隠せることです。
サイドから後ろにかけての裾は、あえてすべて外に出しておきましょう。
前はインして脚を長く見せつつ、後ろはお尻をカバーする。 この前後の高低差が、斜めのラインを作り出し、横から見たときのスタイルアップ効果を倍増させます。
- 前:すっきり見せ
- 横・後ろ:体型カバー
この役割分担こそが、ぽっちゃりさんに「前だけイン」が推奨される最大の理由なのです。
骨格診断別!事故らないウエストインの攻略ルール
骨格ストレートはジャストサイズを浅めに「前だけイン」
体に厚みがあり、腰位置が高い骨格ストレートさん。
上半身にボリュームが出やすいため、ダボッとした服をインすると着太りしてしまいます。
おすすめは、ジャストサイズのトップスを選び、おへそ周りだけをちょこっと入れる「浅めの前だけイン」です。
Vネックなど首元が開いたデザインを選ぶと、よりすっきり見えます。 ハイウエストにしすぎず、ジャストウエストの位置でインすることで、本来の脚の長さを活かした綺麗なIラインシルエットが作れますよ。
骨格ウェーブは柔らか素材をハイウエストで「しっかりイン」
下半身に重心があり、ウエスト位置が低めの骨格ウェーブさん。
だぼっとした服を出すと、胴が長く見えてしまいがちです。
薄手で柔らかいブラウスやカットソーを選び、ハイウエストのボトムスに「しっかりイン」するのが正解です。
ウエスト位置を高くマークすることで、劇的に脚が長く見えます。
お腹周りが気になる場合は、フレアスカートなど裾が広がるボトムスを合わせれば、インした部分のぽっこり感を目立たせずにカバーできますよ。
骨格ナチュラルはオーバーサイズを無造作に「ルーズイン」
フレーム感がしっかりしている骨格ナチュラルさん。
きっちりインしすぎると、体操服のように見えてしまうことがあります。
得意なオーバーサイズやメンズライクなTシャツを選び、無造作に「ルーズイン」しましょう。
- 裾の片端だけを入れる
- ブラウジングを多めにとってたるませる
このように「適当に入れた感じ」を出すのがおしゃれに見せるコツです。 体のラインを拾わない素材感と相まって、こなれた雰囲気で体型カバーが叶います。
インしやすくて痩せて見えるトップスの選び方
体の肉感を拾わないハリのある素材
テロテロとした薄い素材は、背中やお腹の段差をそのまま拾ってしまいます。
ぽっちゃりさんのウエストインには、ある程度厚みとハリがある素材がおすすめです。
- 地厚なコットン(綿)
- リネン(麻)
- ダンボールニット
- ミラノリブ
これらの素材は、服そのものが立体的な形を保ってくれるため、体とお洋服の間に適度な空間を作ってくれます。
「体型を服の形で隠す」という意識で素材を選んでみましょう。
テクニック不要で綺麗に決まる「サイドスリット入り」
「自分でブラウジングやお尻を隠す調整をするのが難しい…」 そんな方には、最初から横に切れ込みが入った「サイドスリット入り」のトップスが救世主です。
スリットがあることで、前身頃と後ろ身頃が自然に分かれます。
そのため、前だけをインしても、サイドや後ろの生地が突っ張ることなく、ストンと綺麗に落ちてくれます。
鏡の前で微調整する手間が省けるので、忙しい朝にもぴったりなアイテムです。
お腹のラインを自然にぼかせる「ラウンドヘム」
裾が一直線ではなく、丸くカーブしている「ラウンドヘム」のデザインもおすすめです。
シャツの裾のようなこの形状は、視覚効果が抜群です。
- 中央が一番長く、サイドに向かって短くなる
- お腹周りに曲線的なラインが生まれる
この曲線が、お腹の丸みを目立たなくさせる「カモフラージュ効果」を発揮します。
インしてもしなくてもサマになるデザインなので、ウエストインに自信がない時の強い味方になってくれますよ。
まとめ
ぽっちゃりさんのウエストインは、「ゴムを使った裏技」と「骨格に合ったバランス」で劇的に垢抜けます。
無理にボトムスに詰め込まず、ヘアゴムで結んで折り込む「擬似イン」なら、お腹周りも苦しくありません。
また、「前だけイン」をする際は、拳一つ分の幅を意識し、サイドとバックはお尻を隠すように残しましょう。
トレンドを取り入れつつ、自分の体型を一番きれいに見せる方法で、ファッションを楽しんでくださいね!












