スタンドカラーシャツとは?ダサ見えしない着こなし術

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スタンドカラーシャツとは?ダサ見えしない着こなし術

襟の折り返しがなく、首元に沿って立ち上がるデザインが特徴のスタンドカラーシャツ

すっきりとした印象を与えてくれる一方で、「着こなしが難しそう」「ダサくなりそう」と敬遠している方も多いのではないでしょうか。

実は、ポイントさえ押さえれば、ビジネスカジュアルから休日スタイルまで幅広く活躍してくれる優秀アイテムなんです。

この記事では、スタンドカラーシャツの基礎知識からおしゃれに見せるコツ、シーン別のコーディネート例まで詳しくご紹介します。

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スタンドカラーシャツの基礎知識とバンドカラーとの違い

スタンドカラーシャツの基礎知識とバンドカラーとの違い

スタンドカラーシャツとは、折り返しのない立襟が特徴のシャツのことです。

一般的なレギュラーカラーシャツのような襟の折り返し部分がなく、首に沿って襟が立ち上がるデザインになっています。

この独特の襟型により、首元がすっきりと見え、洗練された印象を演出できます。

スタンドカラーの歴史

スタンドカラーの起源は1300年頃。

フランスのノルマンディ地方の貴族が、防寒と衣服の補強のために考案した襟の形が元となっています。

その後、軍服の形として受け継がれ、日本の学生服の詰襟にも採用されました。

ファッションアイテムとして日本で人気になったのは1980年代。

イッセイミヤケがコレクションで発表したことがきっかけで、ノーネクタイでありながらドレッシーな着こなしとして定番化しました。

バンドカラーとの違い

スタンドカラーとよく混同されるのが「バンドカラー」です。

両者とも折り返しのない立襟という点では同じですが、襟の高さに違いがあります。

バンドカラーの方が襟の高さが低く、よりカジュアルでリラックスした印象になります。

ただし、最近では両者を厳密に区別せず、同じような意味で使われることも増えています。

ショップによっては同じ扱いになっていることもあるので、購入時は実物を見て判断するのがおすすめです。

ダサいと言わせない!おしゃれに着こなす3つのコツ

ダサいと言わせない!おしゃれに着こなす3つのコツ

スタンドカラーシャツをおしゃれに着こなすには、いくつかのポイントがあります。

ここでは、失敗しないための3つのコツをご紹介します。

体型に合うサイズ感と素材選び

スタンドカラーシャツは、サイズ感が特に重要です。

大きすぎるとだらしなく見え、小さすぎると窮屈な印象になってしまいます。

サイズ選びのポイント

チェック箇所理想的な状態
肩幅肩の骨の位置と肩線が合っている
身幅体と生地の間に握りこぶし1個分の余裕
袖丈手首の骨が隠れる程度
着丈ベルトが隠れる程度

ジャストサイズを選ぶことで、スタンドカラーの魅力である「すっきり感」が最大限に引き出されます。

素材選びのコツ

季節に合わせた素材選びも大切です。

春夏は、コットンリネン混紡など通気性の良い素材を選びましょう。

秋冬は、ブロード生地やオックスフォード生地など、適度な厚みのある素材がおすすめです。

清潔感を保つため、シワになりにくい形態安定加工が施されたものを選ぶと、お手入れも楽になります。

ボトムスとの黄金バランス

スタンドカラーシャツをおしゃれに見せるには、ボトムスとのバランスが重要です。

基本的には、トップスとボトムスのどちらかにゆとりを持たせ、メリハリをつけるのがポイント。

  • スリムシルエットのシャツの場合
    • テーパードパンツやワイドパンツなど、ゆとりのあるボトムスと合わせると今っぽい雰囲気に。
  • ゆったりシルエットのシャツの場合
    • スキニーパンツや細身のスラックスでバランスを取りましょう。

全体をゆったりさせると野暮ったく見えてしまうので注意が必要です。

タックインするかどうかでも印象が変わります。

タックインすると、きちんと感が出てスタイルアップ効果も期待できます。

カジュアルに着たいときは、裾を出してリラックスした雰囲気を楽しみましょう。

ジャケットやカーディガンとの重ね着

スタンドカラーシャツは、重ね着との相性が抜群です。

ジャケットとの組み合わせ

セットアップやジャケットと合わせると、フォーマル感がありながらも程よく力の抜けた印象に。

ノーネクタイでもきちんと見えるので、ビジネスカジュアルにもぴったりです。

ジャケットの色は、ネイビーやグレーなど落ち着いた色を選ぶと失敗しません。

カーディガンとの組み合わせ

カーディガンを羽織ると、柔らかく親しみやすい雰囲気になります。

首元が詰まったタイプのカーディガンから、スタンドカラーの襟をさりげなく覗かせるのがおしゃれです。

秋冬のレイヤードスタイルとして、ぜひ取り入れてみてください。

【シーン別】スタンドカラーシャツの鉄板コーディネート

スタンドカラーシャツは、シーンに合わせて着こなしを変えることで、その魅力を最大限に引き出せます。

オフィスカジュアルのきれいめスタイル

オフィスカジュアルが認められている職場なら、スタンドカラーシャツは強い味方。

基本コーディネート

  • 白やサックスブルーのスタンドカラーシャツ
  • グレーやネイビーのスラックス
  • レザーシューズ

第一ボタンは留めて、きちんと感を出すのがポイントです。

ジャケットを羽織れば、クライアントとの打ち合わせにも対応できます。

シャツをタックインし、レザーベルトでウエストマークすると、よりきちんとした印象になります。

休日のこなれ感カジュアルコーデ

プライベートでは、リラックス感を出した着こなしがおすすめです。

週末カジュアルの例

  • カラーのスタンドカラーシャツ(ベージュ、カーキなど)
  • デニムパンツやチノパン
  • スニーカーやローファー

第一ボタンは開けて、抜け感を演出しましょう。

袖を軽くまくって手首を見せると、こなれた雰囲気がアップ。

腕時計などの小物を合わせると、さらにおしゃれ度が増します。

カーディガンやニットベストとの重ね着も、休日スタイルにぴったりです。

結婚式・フォーマルシーンでの着こなし

スタンドカラーシャツは基本的にノーネクタイ専用のため、格式高い結婚式や披露宴での着用は避けましょう。

フォーマルシーンでは、レギュラーカラーやワイドカラーなど、ネクタイを締められる襟型が基本です。

着用できるシーン

  • ノーネクタイOKの二次会
  • カジュアルなパーティー
  • 平服指定のイベント

これらのシーンなら、スタンドカラーシャツでもOK。

白のスタンドカラーシャツにダークスーツを合わせ、アスコットタイを添えるとフォーマル感が出ます。

ただし、会場の雰囲気や新郎新婦との関係性も考慮して判断することが大切です。

スタンドカラーシャツに関するよくある質問

スタンドカラーシャツについて、よくいただく質問にお答えします。

ボタンはどこまで開けるのが正解?

スタンドカラーシャツのボタンは、シーンに合わせて調整しましょう。

全て留める場合

きちんと感を出したいビジネスシーンや、フォーマル寄りの着こなしに適しています。

首元がすっきりと立ち上がり、洗練された印象になります。

第一ボタンを開ける場合

リラックスした雰囲気を出したいカジュアルシーンにおすすめ。

鎖骨がほどよく見えるラインを意識すると、バランスが良くなります。

開けすぎるとだらしない印象になるので、第一ボタンまでにとどめるのが無難です。

正装として着用できる?

スタンドカラーシャツは、厳密には正装には適していません

ノーネクタイ専用のデザインであるため、ネクタイが必須とされるフォーマルシーンでは着用を避けましょう。

格式高い結婚式、葬儀、公式な式典などでは、レギュラーカラーなどの一般的な襟型を選んでください。

ただし、「平服で」と指定されたパーティーや、ドレスコードが比較的自由なイベントであれば問題ありません

スタンドカラーシャツの言い換えや別名

スタンドカラーシャツは、呼び方がいくつかあります。

主な呼び名

  • 立襟シャツ
  • バンドカラーシャツ(厳密には襟の高さが異なる)
  • ノーカラーシャツ(襟なしシャツとは別物)

ショップによって表記が異なることもありますが、基本的には「折り返しのない立襟」のシャツを指します。

購入時は、商品の画像や説明をよく確認して、自分の欲しいデザインかどうかチェックしましょう。

まとめ

スタンドカラーシャツは、サイズ感とコーディネートのバランスさえ押さえれば、ダサ見えすることなくおしゃれに着こなせます。

ビジネスカジュアルから休日のリラックススタイルまで、幅広いシーンで活躍してくれる優秀アイテムです。

この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひスタンドカラーシャツのおしゃれを楽しんでみてください。

一着持っているだけで、コーディネートの幅がぐっと広がるはずです。

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