老け見えの犯人は「たるみ毛穴」だった?

普段どおりメイクをしていても、なんとなく老け顔に見える、そう思うことはありませんか?
40代を過ぎると、特に気になるのはファンデーションの毛穴落ち。
頬の毛穴をカバーしようとファンデーションやコンシーラーで整えようとすると余計に毛穴が目立ってしまうこともあります。
その原因はたるみ毛穴にあります。
肌がたるむことにより毛穴が広がって見えてしまうため、メイクで隠そうとしても隠しきれず、老け見えになってしまうのです。
でもこのまま“おばさん”では終わりたくない!40代だってキレイでいたいですよね。
そこでたるみ毛穴ができる原因、改善方法についてまとめました。
たるみ毛穴に対するケアは地道に継続することで効果が期待できますよ。
Contents
40代の頬にたるみ毛穴が目立ってくる理由は?

40代の頬にたるみ毛穴が目立ってくる理由は肌の老化にあります。
ではどのような肌の老化がたるみ毛穴に影響しているのでしょうか?原因を順番に見ていきましょう。
顔の筋肉がたるむと毛穴がたるむ
顔の輪郭がぼやけてきたり、顔が長くなったように感じるのが顔全体のたるみです。
この「たるみ」は年齢に伴う表情筋の衰えが原因です。
表情筋とは顔の筋肉の総称で、普段の生活ではその半分も使っていないと言われています。
頬の筋肉がたるむことで頬の毛穴も一緒にたるんでしまい、開いた毛穴が目立つ原因になっています。
ハリのない肌は毛穴がたるむ!
毛穴が開くのはハリ不足に原因があります。
肌にハリがあって弾力に満ちているときは、毛穴自体目立ちません。
しかし肌のハリが失われてくると毛穴が開いてしまい毛穴がたるむ原因になってしまうのです。
肌にハリを与えているのはコラーゲン。
加齢にともないコラーゲンの生成や代謝が低下することにより、肌のハリが失われてしまうんです。
美肌の敵は「糖化」だった!
「糖化」とは糖とたんぱく質が結びついて熱が加わったときに起きる現象。
- STEP.1食事などで体内に糖が入る
- STEP.2体内で糖とたんぱく質が結びつく
- STEP.3体温で温められる
- STEP.4糖化が進む
糖化が進んで時間が経つと「AGE」という有害物質になります。
皮膚にAGEがたまるとコラーゲンが変性してハリを失い、たるみの原因に!
食べる物も肌老化への影響があるんです。
紫外線ダメージで肌が老化する!
紫外線によるダメージが長年蓄積されることでお肌が老化することを「光老化」といいます。
紫外線が肌の真皮にまで達すると、お肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを破壊する酵素が増えます。
その結果、お肌の弾力が失われてたるみの原因になってしまうんです!
肌の老化の原因は、年齢に伴う自然老化よりも、紫外線による光老化の方が大きいとも言われています。
たるみ毛穴を放置すると大変なことに!
たるみ毛穴を放置していたらますます老け見えしてしまう可能性が!
たるみ毛穴は放置していると、開いた毛穴が帯状につながって見えるようになり、さらに毛穴が目立つ状態になってしまうのです。
これを「帯状毛穴」といいます。たるんだ毛穴同士がしわでつながってしまい、実年齢よりもかなり老けた印象を与えてしまいます。
すぐに改善することも難しくなってしまうので、たるみ毛穴が気になるようになったら、すぐに毛穴対策をすることが大切なんです。
40代のたるみ毛穴を改善する4つの方法

放っておくと、ますます老け見えしてしまう恐ろしいたるみ毛穴。
40代のたるみ毛穴を改善するためにはどのような方法があるでしょうか?
たるみ毛穴が気になったらすぐに試してほしい4つの方法があります。
①スキンケアでたるみ毛穴ケア
たるみ毛穴改善の基本となるのが普段のスキンケア。
特に洗顔が重要です。
たるみ毛穴の毛穴は深いため、ファンデーションなどの油分が毛穴に残りやすくなる可能性があります。
メイク落としはミルクタイプなどの肌に優しいタイプを使い、洗顔はたっぷりの泡で優しく洗うようにしましょう。
そのあとはお肌への刺激が少ないぬるま湯で洗い流すのがポイントです。
洗顔後は、コラーゲンの生成を促すビタミンC誘導体やレチノール配合の基礎化粧品を使うのがおすすめです。
<スキンケアで気を付けること>
- 優しく洗顔する
- 肌にハリを与えるスキンケアアイテムを選ぶ
- スクラブなど肌に刺激を与えるスキンケアはNG
毛穴へのダメージを最小限に抑えたスキンケアをすることで、たるみ毛穴改善につながります。
洗顔後、いつものスキンケアの前にスプレーするだけで毛穴の奥までスッキリ!
肌に優しい「超アルカリイオン導入液」は、毛穴が気になる40代のスキンケア習慣にぜひ取り入れたいアイテム。
②顔の筋肉を鍛えて毛穴ケア
たるみを撃退するためには表情筋のエクササイズも欠かせません。ここで、簡単にできるエクササイズをご紹介します。
<たるみ対策のエクササイズ>
- 口を「お」の形にして、頬が上下にしっかり伸びるように、大きく縦に開きます。
- その状態から頬の筋肉を持ち上げるようにイメージしながら、口を「あ」の形へ。
- 口をしっかり動かしながら「お~」「あ~」「お~」「あ~」と繰り返します。声をだしても構いません。
場所を選ばずにできるエクササイズなので、お風呂の中やテレビを見ながら、毎日続けてみましょう。
また、普段から口角を上げるように意識するだけでも表情筋に効果がありますよ。
表情筋からたるみを改善することで毛穴を目立たなくする効果が期待できます。
③食べるものに気を付けて糖化を防ぐ
糖化を防ぐためには、3つのポイントがあります。
①食事の順番に気を配る
体内での糖化は食後に高血糖状態が続くと起きます。
サラダや野菜料理から食べることで、糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値の上昇を抑えることができます。
②糖化物質が多く含まれる食品に気を付ける
揚げ物やクッキーなどの焼き菓子などには糖化物質が多く含まれます。
なお、とんかつや唐揚げなどは、調理前にお肉をレモン汁に漬け込むことで、糖化物質の量が少なくなります。
③体内の糖化を抑えるため、血糖値の上がりにくい食品を選ぶ
白米やパン、イモ類、スナック菓子やチョコレートなどは血糖値が上がりやすいので注意が必要です。
肌の糖化を防ぐことで、たるみやしわの軽減を目指すことができますよ。
おやつを食べたいな〜という時には、カカオが高配合のチョコレートやナッツ、チーズなどを選びたいですね。
肌老化につながる活性酸素を除去してくれる酵素や亜鉛、カリウムなど女性に嬉しい栄養素が豊富なルイボスティーもおすすめです。
④紫外線ケアで肌老化を防ぐ
紫外線には2つの種類があります。A紫外線(UVA)とB紫外線(UVB)です。UVAはたるみの原因になり、UVBはしわの原因になります。
肌の光老化を防ぐためには、日焼け止めを日常的に使用することが大切です。
<サンスクリーン剤(日焼け止め)に使用のポイント>
- UVAとUVB両方に効果があるものを選ぶ。
- SPFは15以上、PAは+以上のものを使う。
- こまめに塗りなおしをする。
日焼け止めには、SPF50、PA+++などと記載がありますが、「SPF」がUVBを防ぐ効果の程度、PAが「UVA」を防ぐ効果の程度を示しています。
メイクの上からは中々塗りなおしが難しいですが、その場合はUV効果のあるフェイスパウダーでメイク直しをすることをおすすめします。
紫外線からお肌を守ることで、お肌のハリへのダメージを軽減することが期待できます。
たるみ毛穴を改善して40代から美肌を目指す!
たるみ毛穴の改善には、地道な努力が必要です。日々の生活の中で継続的な毛穴対策をすることで、少しずつ効果が見えてきます。
最後に最も気を付けたいことをお伝えします。それは、規則正しい生活、適度な睡眠、バランスのよい食事を心がけること。不規則な生活はそれだけでお肌に負担を与え、老化の原因になります。
40代は、美容のために体のリズムを整えることも必要。たるみ毛穴を改善してハリのある生活とハリのあるお肌を目指しましょう。
【合わせて読みたい注目記事】