卒業式の母親のタイツはOK?マナーと選び方、防寒対策

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卒業式の母親のタイツはOK?マナーと選び方、防寒対策

お子さまの大切な卒業式に、母親としてどんな装いで参列すべきか悩む方は多いでしょう。

特に冬から春先にかけての寒い時期の卒業式では、足元の防寒対策が気になります。「タイツを履いてもいいの?」「ストッキングでは寒すぎる」といった疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、卒業式における母親のタイツ着用マナーから、適切な選び方、寒さ対策まで詳しく解説します。

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卒業式の母親のタイツ着用は条件付きでOK

卒業式でのタイツ着用について、明確なルールはありませんが、一般的なマナーとして知っておきたいポイントがあります。

結論から言えば、条件を満たせばタイツの着用は可能です。ただし、フォーマルな場にふさわしい配慮が必要になります。

基本は肌色のストッキングが正式マナー

卒業式のようなフォーマルな式典では、肌色(ベージュ)のストッキングが正式とされています。

これは冠婚葬祭における伝統的なマナーに基づくもの。肌色のストッキングは上品で落ち着いた印象を与え、どんな服装にも合わせやすいメリットがあります。

迷った時は、肌色のストッキングを選べば間違いありません。自然な色味のものを選ぶと、足元がきれいに見える効果もあるでしょう。

防寒目的ならば黒の薄手タイツも許容範囲

近年では、防寒対策として黒の薄手タイツも許容されるようになってきました。

特に3月の卒業式シーズンは、地域によってはまだ寒さが厳しい時期。体調管理も大切な配慮事項です。

ただし、黒タイツを選ぶ場合は、あくまで「薄手」であることがポイント。厚手のカジュアルな印象のタイツは避けましょう。ダークスーツやブラックフォーマルに合わせる場合は、特に違和感なく着用できます。

卒業式にふさわしいタイツの選び方

卒業式にふさわしいタイツの選び方

タイツを着用する場合は、フォーマルシーンにふさわしい選び方を心がけましょう。

以下のポイントを押さえれば、失敗のない足元のコーディネートが完成しますよ。

色は黒・濃紺・チャコールグレー

卒業式で選ぶタイツの色は、以下の3色が基本です。

特徴
ダークスーツに最適。引き締め効果あり
濃紺ネイビースーツとの相性抜群
チャコールグレーグレー系の服装に合わせやすい

明るい色や派手な色は、フォーマルシーンには不向き。ダークトーンで統一感を出すことが大切です。

着用するスーツやワンピースの色に合わせて選ぶと、全体のバランスが整います。

厚さは30デニール以下

タイツの厚さは、30デニール以下を目安にしましょう。

デニール数が低いほど薄く、透け感があります。20〜30デニールであれば、フォーマル感を保ちながら適度な防寒効果も得られます

40デニール以上になると、カジュアルな印象が強くなるため注意が必要です。購入時にはパッケージのデニール表示を必ず確認してください。

柄・リブ・ラメ入りは避ける

卒業式には、無地でシンプルなデザインを選びましょう。

避けるべきデザイン

  • 柄入り(水玉、花柄など)
  • リブ編み
  • ラメ入り
  • 網タイツ
  • 装飾がついたもの

これらはカジュアルやパーティー向けのアイテム。厳粛な式典には適しません。

シンプルで上品な無地のタイツが、フォーマルシーンの基本となります。

寒い日の卒業式におすすめのストッキング

タイツではなくストッキングを選びたいけれど、寒さが心配という方におすすめの選択肢があります。

最近の機能性ストッキングなら、見た目はフォーマルで保温性も高いものが見つかります。

40デニール前後の厚手ストッキング

ストッキングとタイツの中間的な存在として、40デニール前後の厚手ストッキングがあります。

この厚さなら、適度な透け感を保ちながら防寒対策も可能。肌色や黒色のどちらでも選べるため、服装に合わせやすいでしょう。

「タイツは避けたいけど寒さ対策はしたい」という方に最適な選択肢です。

フェイクタイツ

黒色の糸とベージュの糸を重ねて編まれているフェイクタイツは、一見薄手に見えつつもしっかり温かいのが魅力。

肌の透け感があるように見えるので、フォーマルな着こなしにもマッチします。

卒業式と入学式の足元のマナーの違い

卒業式と入学式の足元のマナーの違い

卒業式と入学式では、推奨される足元のマナーに微妙な違いがあります。

どちらも大切な式典ですが、それぞれの雰囲気に合わせた装いを心がけましょう。

卒業式は黒でも可、入学式はベージュが基本

卒業式は「別れ」や「厳粛さ」を表現する式典。そのため、ダークカラーの装いが一般的です。

足元も黒やダークカラーのストッキング・タイツが許容されやすい傾向にあります。

一方、入学式は「始まり」や「希望」を祝う式典。明るく華やかな印象が好まれます。

足元はベージュのストッキングが基本。黒のタイツは避け、春らしい軽やかな印象を意識しましょう。

同じ年に卒業式と入学式の両方に参列する場合は、足元を変えることで適切に対応できます。

タイツ・ストッキングに合わせるパンプス選びの基本

タイツ・ストッキングに合わせるパンプス選びの基本

足元のマナーは、タイツやストッキングだけでなく、靴選びも重要です。

適切なパンプスを合わせることで、フォーマル感がより高まります。

黒やネイビーのシンプルなパンプス

卒業式に最適なパンプスの色は、黒またはネイビー。

シンプルで装飾のないデザインを選びましょう。ヒールの高さは3〜5cm程度が上品です。

エナメル素材やスエード素材も問題ありませんが、過度に光沢があるものや装飾が多いものは避けてください

つま先とかかとが出ないデザイン

フォーマルシーンでは、つま先とかかとが覆われたパンプスが基本

オープントゥやバックストラップ、ミュールタイプは避けましょう。これらはカジュアルやパーティー向けのデザインです。

また、ピンヒールやウェッジソールよりも、安定感のある太めのヒールがおすすめ。長時間の式典でも疲れにくく、上品な印象を保てます。

まとめ

卒業式における母親のタイツ着用は、条件を守れば問題ありません。

基本は肌色のストッキングですが、防寒目的であれば黒の薄手タイツ(30デニール以下)も許容範囲。柄やラメ入りは避け、シンプルなデザインを選びましょう。

寒さが心配な方は、40デニール前後の厚手ストッキングや、発熱素材の機能性ストッキングがおすすめです。

卒業式はダークカラーが基本ですが、入学式ではベージュを選ぶなど、式典の雰囲気に合わせた配慮も大切。

お子さまの大切な節目の日に、マナーを守りながらも快適に過ごせる足元のコーディネートを心がけてください。

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