冬の寒い日に子どものサッカー観戦や屋外イベントへ行くとき、どんなコートを着ればいいか迷いますよね。
「ベンチコートってダウンコートと何が違うの?」「スポーツ用のコートを普段着にしても大丈夫?」そんな疑問をお持ちの30代40代ママも多いのではないでしょうか。
この記事では、ベンチコートとダウンコートの違いをわかりやすく解説します。
シーン別の使い分けや、おしゃれに着こなすコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ベンチコートとダウンコートの違い

膝下まで覆う丈の長さと防寒範囲
ベンチコートの特徴は、なんといっても膝下まですっぽり覆うロング丈です。
もともとサッカーや野球の控え選手がベンチで体を冷やさないよう作られたため、足元まで広い範囲をカバーできます。
一方、一般的なダウンコートは腰〜膝上くらいの丈が主流。
電車移動やお買い物など動きのある場面では便利ですが、長時間じっとしているときは下半身が冷えやすくなります。
| 項目 | ベンチコート | ダウンコート |
|---|---|---|
| 丈の長さ | 膝下〜足首 | 腰〜膝上が主流 |
| 防寒範囲 | 全身をカバー | 上半身〜腰周り |
| 向いている場面 | 長時間の屋外待機 | 通勤・お出かけ |
雨風に強い撥水および防風機能の有無
ベンチコートには、撥水加工や防風機能がしっかり備わっている商品が多いのが特徴です。
サッカーや野球は雨でも試合が行われることがあるため、多少の雨や雪を弾く仕様になっています。
また、襟元を高くしたハイネック設計や袖口のリブ仕様で、冷たい風が入り込みにくい工夫がされています。
一般的なダウンコートは撥水性や防風性より、おしゃれさやすっきり見えるデザインにこだわったものが多い傾向があります。
中綿素材の種類と保温性の関係
ベンチコートには大きく分けて「ダウンタイプ」と「ボアタイプ」の2種類があります。
ダウンタイプは羽毛を使用しており、軽くて保温性が高いのが魅力。
ダウン比率が高いほど暖かく、フィルパワー750以上の高品質ダウンを使った商品もあります。
※フェイクダウン(綿)のものもあります。
ボアタイプはフリースや中綿を使用しており、価格がお手頃で洗濯しやすいのがメリット。
ダウンほどの保温力はありませんが、動きやすく普段使いにも向いています。
失敗しない!シーン別のアウター使い分け

子供のスポーツ応援や長時間の屋外待機
子どものサッカーや野球の試合観戦では、断然ベンチコートがおすすめです。
2時間以上じっと立っていたり、ベンチに座って応援したりする場面では、足元まで覆えるロング丈が体を冷えから守ってくれます。
撥水加工があれば急な雨でも慌てずにすみますし、裏ボア仕様なら体感温度が数度上がるという口コミも。
真冬の早朝練習や夕方の試合でも、ベンチコートがあれば安心して応援できますよ。
毎日の自転車通勤やスーパーへの買い物
自転車移動やちょっとしたお出かけには、動きやすいダウンコートがぴったりです。
ベンチコートは丈が長いため、自転車のペダルを漕ぐときに裾が邪魔になることがあります。
ただし最近は、裾にスリットが入っていて自転車も漕ぎやすいベンチコートも登場しています。
通勤や買い物がメインなら膝上丈のダウンコート、スポーツ観戦も兼ねるならスリット付きベンチコートを選ぶと便利です。
普段着で着こなすベンチコートの選び方

光沢を抑えたマットな質感の生地
ベンチコートを普段着として使うなら、生地の質感に注目しましょう。
スポーツブランドの製品にありがちなテカテカした光沢素材は、いかにも「運動着」という印象になりがち。
マットな質感のポリエステル地やコットン混素材なら、落ち着いた雰囲気でカジュアルコーデにも馴染みます。
大人っぽく見せたいときは、ブラックやネイビーなど定番カラーを選ぶのがおすすめです。
ブランドロゴが控えめなシンプルデザイン
普段着として着回すなら、ロゴが大きく入っていないシンプルなデザインを選びましょう。
スポーツブランドのベンチコートは胸や背中に大きなロゴが入っているものが多く、スポーツシーン以外では浮いてしまうことも。
ワンポイントロゴや無地タイプなら、デニムやスカートとの相性も良くなります。
通勤からお出かけまで幅広く使えるので、1着持っておくと重宝しますよ。
女性らしさを出すすっきりシルエット
「ベンチコートは着膨れが心配」という方には、すっきりとしたシルエットの商品がおすすめ。
特にダウンを使用したベンチコートであれば、インナーは薄手のものでも寒くないので着膨れせずに防寒できますよ。
裾に向かって広がるAラインのベンチコートも、もこもこした感じにならず女性らしく着こなせます。
30代40代ママにおすすめのブランドベンチコート
HUG.U(ハグユー):フェイクダウン ベンチコート
体型カバーが得意なブランドとして楽天で高評価を獲得しているHUG.U(ハグユー)の人気アイテム。
微撥水加工、スタンドカラー、フード付きで防寒性もしっかり確保されています。
フェイクダウンなので軽くてお手入れも簡単。
大きいサイズ展開もあり、ゆったり着たい方にもぴったりです。
ALISTAIR(アリステア):裏ボアベンチコート
撥水・防風効果のあるテフロン加工の「60/40クロス」を採用し、ふわっと柔らかな両面ボアのフルライニングで暖かさを実現しています。
裏ボアハイネックで体感温度がプラス4度になるという設計も魅力。
座っても突っ張りにくい裾サイドジップスリット付きで、自転車移動にも対応できます。
ALISTAIR(アリステア):ダウンベンチコート
保温性に富み吸湿性・放湿性に優れたダウン70%と、軽さと復元性の高いフェザー30%を使用した本格派ベンチコート。
光沢を抑えた撥水ポリエステル地で、ロング丈はレギュラー丈の約1.3倍ものダウン量が入っています。
ボリュームハイネックフードや袖リブ切り替えなど、隙間風を防ぐ工夫が満載です。
UNIQLO(ユニクロ):ウルトラウォームダウンロングコート

フィルパワー750以上のプレミアムダウンを贅沢に使用した「ユニクロで一番暖かい」シリーズの人気商品。
フードの首まわりにはクッション襟と起毛素材を採用し、アジャスターでフィット感を調整できます。
防風加工と撥水加工を施し、ダブルファスナーで足さばきがよく動きやすい設計です。
ポケット内側にフリースを採用しているので、手を入れるだけで暖まれます。
まとめ:あったかさ最強はダウンのベンチコート
ベンチコートとダウンコートの違いは、丈の長さ・防風撥水機能・素材の3つがポイントです。
長時間の屋外待機やスポーツ観戦には、足元まで暖かいベンチコートが最強の防寒アイテム。
一方、通勤や買い物など動きのある場面では、動きやすいダウンコートが便利です。
最近は光沢を抑えたマットな生地やシンプルデザインのベンチコートも増えているので、普段着としておしゃれに着こなすことも十分可能。
真冬の屋外に長時間滞在するようなときは、中綿にダウンを使ったベンチコートがおすすめです。
この冬は、シーンに合わせてベンチコートとダウンコートを上手に使い分けてみてくださいね。











