畦編みとは?デメリットから手入れ方法まで解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
畦編みとは?デメリットから手入れ方法まで解説

秋冬のファッションアイテムとして人気の畦編みニット。

立体的な編み目が特徴的で、毎年多くのブランドから新作が登場しています。

しかし、購入前に知っておきたいデメリットやお手入れ方法があることをご存知ですか?

この記事では、畦編みの基本から長持ちさせる秘訣まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

contents

畦編みとは凹凸のある見た目が特徴の編み方

畦編みとは凹凸のある見た目が特徴の編み方

畦編み(あぜあみ)とは、表目と裏目を数目ずつ交互に編んでいく技法のことです。

田んぼの畦道のように横方向に凹凸の線が入ることから、この名前が付けられました。

編み目が立体的に浮き上がるため、シンプルなデザインでも存在感のある仕上がりになります

ざっくりとした編み地は暖かく、秋冬のワードローブに欠かせないアイテムとして定番化しています。

リブ編み(ゴム編み)との違い

畦編みと混同されやすいのがリブ編み(ゴム編み)です。

項目畦編み(あぜあみ)リブ編み(ゴム編み)
編み方表目と裏目を交互に編んで立体的な畝(うね)模様を作る表目と裏目を一定ピッチで交互に編んで縦の筋模様を作る
見た目凹凸がはっきりして厚みが出る、ざっくり感縦に細いラインが並ぶ、すっきり感
生地の厚み厚みがありふっくら比較的薄めで締まった印象
伸縮性ほどほど、弾力はあるが戻りは弱め非常に高い、伸びても元に戻りやすい
フィット感ゆったり・ふんわり体に沿いやすい、フィット感が強い
用途セーター、カーディガンなど保温性重視のニット袖口・裾・襟など、フィットさせたい部分

簡単にいうと、畦編みは「ふっくら・立体的・保温性」リブ編みは「よく伸びる・フィット感・締まり」と覚えておくとよいでしょう。

購入前に知るべき畦編みの3つのデメリット

購入前に知るべき畦編みの3つのデメリット

畦編みニットを購入する前に、知っておきたいデメリットがあります。

お気に入りの一着を長く愛用するために、注意点を確認しておきましょう。

型崩れや伸びが起きやすい

畦編みはざっくりとした編み方のため、目が粗く型崩れしやすい傾向があります。

特にハンガーにかけて保管すると、重みで肩や袖が伸びてしまうことも。

また、着用中に引っかかりやすく、糸が引き出されてしまうリスクもあります。

デリケートな素材なので、取り扱いには注意が必要です。

毛玉ができやすい

凹凸のある編み地は摩擦が起きやすく、毛玉ができやすいという特徴があります。

特にバッグを肩にかけたり、腕を動かしたりする部分に毛玉が発生しがちです。

こまめなケアを怠ると、せっかくのニットが残念な見た目になってしまいます。

毛玉取りブラシや専用クリーナーを用意しておくと安心です。

生地が厚く乾きにくい

畦編みは立体的な編み目のため、生地に厚みがあります。

その分、洗濯後の乾燥に時間がかかるのがデメリットです。

生乾きの状態が長く続くと、嫌な臭いの原因になることもあります。

洗濯は天気の良い日を選び、風通しの良い場所で平干しすることが大切です。

デメリットだけじゃない畦編みの3つのメリット

デメリットだけじゃない畦編みの3つのメリット

デメリットがある一方で、畦編みならではの魅力的なメリットもたくさんあります。

横方向への優れた伸縮性

畦編みの最大の特徴は、横方向への高い伸縮性です。

体の動きに合わせて生地が伸び縮みするため、着心地が非常に快適

窮屈さを感じにくく、リラックスして過ごせるのが嬉しいポイントです。

ゆったりとしたシルエットでも、だらしなく見えにくいのも畦編みの良さです。

編み地に厚みがあり高い保温性

立体的な編み目は空気の層を作り出し、優れた保温性を実現します。

寒い季節でも暖かく過ごせるため、秋冬のマストアイテムとして重宝します。

一枚で着てもしっかり防寒できるのが魅力です。

アウターの下に着ても、もこもこしすぎないバランスの良い厚みも人気の理由です。

表情豊かで立体的なデザイン性

シンプルな無地でも、凹凸の陰影が美しく映えるのが畦編みの魅力です。

光の当たり方によって表情が変わり、コーディネートに奥行きを与えてくれます

一枚で存在感があるため、シンプルなボトムスと合わせるだけでおしゃれに決まります。

畦編みニットを長持ちさせるお手入れと保管方法

畦編みニットを長持ちさせるお手入れと保管方法

お気に入りの畦編みニットを長く愛用するには、正しいケアが欠かせません。

洗濯は手洗いか洗濯ネット使用のドライコース

畦編みニットは型崩れしやすいため、手洗いがおすすめです。

洗濯機を使う場合は、必ず洗濯ネットに入れてドライコースを選びましょう。

洗濯時のポイント

  • 30度以下のぬるま湯を使用する
  • おしゃれ着用の中性洗剤を使う
  • 優しく押し洗いし、こすらない
  • 脱水は短時間(30秒〜1分程度)にする

強く絞ると型崩れの原因になるため、タオルで挟んで水気を取る方法がベストです。

お手入れ方法は製品についている取り扱い表示に従ってくださいね!

型崩れを防ぐ平干しでの乾燥

畦編みニットは必ず平干しで乾かしましょう。

ハンガーにかけると重みで伸びてしまい、元の形に戻らなくなります。

平干しネットを使うか、バスタオルの上に広げて干すのがおすすめです。

直射日光は避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させることで色褪せも防げます。

ハンガーを使わない畳での保管

オフシーズンの保管は、必ず畳んで引き出しやケースにしまいましょう

ハンガー収納は肩が伸びる原因になるため、絶対に避けてください。

保管時の注意点

  • 防虫剤を入れる
  • 湿気の少ない場所を選ぶ
  • 重ねすぎて圧縮しない
  • 定期的に畳み直す

長期保管の前には必ず洗濯またはクリーニングに出し、汚れを落としておくことが大切です。

畦編みを使った代表的なファッションアイテム

畦編みを使った代表的なファッションアイテム

畦編みは様々なアイテムに使われており、それぞれ違った魅力があります。

畦編みニット

定番なのが、プルオーバータイプの畦編みニットです。

一枚でサマになるデザイン性の高さが人気の理由です。

タートルネックやクルーネックなど、ネックラインのバリエーションも豊富です。

畦編みカーディガン

羽織りとして活躍するのが畦編みカーディガンです。

ボタンデザインがアクセントになり、コーディネートの幅が広がります。

シャツやワンピースの上に重ねて、レイヤードスタイルを楽しむのもおすすめです。

畦編みベスト

トレンド感のあるレイヤードスタイルに欠かせないのが畦編みベストです。

シャツやブラウスの上に重ねるだけで、こなれた雰囲気を演出できます。

袖がないため動きやすく、室内での温度調節にも便利なアイテムです。

ショート丈を選べば、スタイルアップ効果も期待できます。

まとめ

畦編みは横方向に凹凸の線が入る編み方で、立体的なデザインと高い保温性が魅力です。

型崩れや毛玉ができやすいというデメリットはありますが、正しいお手入れで長く愛用できますよ。

畦編みニット、カーディガン、ベストなど、様々なアイテムで秋冬のおしゃれを楽しめます。

この記事を参考に、お気に入りの畦編みアイテムを長く大切に着こなしてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
contents