春が近づくと「そろそろヒートテックを脱いでもいいかな?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
着続けると汗をかいて不快に、早く脱ぐと寒くて後悔…。
この記事では、気温や月ごとのヒートテック着用の目安をわかりやすく解説します。
通常・極暖・超極暖の使い分けや、地域別のポイントもご紹介するので、毎朝のインナー選びに迷わなくなりますよ。
ヒートテックをやめる気温と判断基準

ヒートテックを着るか着ないかで迷ったとき、いちばん参考になるのが「最高気温」です。
天気予報の最高気温をチェックして、その日の服装を決めましょう。
最低気温を基準にすると、日中に暑くなりすぎて失敗しがちなので注意が必要です。
最高気温20度以上:汗ばむため着用不要
最高気温が20度を超えると、体を動かさなくても汗ばみやすくなります。
ヒートテックは体から出る水分を吸収して発熱するしくみのため、この気温で着ると暑くなりすぎてしまいます。
汗をかいて冷える「汗冷え」の原因にもなるので、この気温帯ではヒートテックは不要です。
最高気温15度〜19度:活動量や寒がり度で判断
15〜19度は判断が分かれるゾーンです。
以下のポイントを参考に決めましょう。
| 状況 | ヒートテック着用 |
|---|---|
| デスクワーク中心で室内メイン | 着てもOK |
| 外を歩いたり動きが多い | 着ない方が快適 |
| 寒がり体質 | 着用を検討 |
| 暑がり体質 | 別のインナーに |
電車通勤や室内外の移動が多い方は、脱ぎ着できる上着で調節するのがおすすめです。
最高気温15度未満:着用推奨の冷え込み
最高気温が15度を下回ったら、ヒートテックの出番です。
この気温では上着だけでは肌寒さを感じることが多く、インナーでの防寒が効果的になります。
ヒートテックは肌に密着して着ることで暖かさを発揮するので、ジャストサイズを選ぶのがコツですよ。
通常・極暖・超極暖ヒートテックの使い分け
ユニクロのヒートテックには3種類あり、それぞれ暖かさが違います。
通常タイプを基準にすると、極暖は約1.5倍、超極暖は約2.25倍の保温力があります。
気温に合わせて上手に使い分けましょう。
通常タイプは10度〜20度の春先・秋口

通常のヒートテックは最高気温10〜20度の日に最適です。
薄手でかさばらないので、アウターにもひびきにくいのがメリット。
秋口の「少し肌寒いな」と感じる日や、春先の冷え込む朝晩の防寒にぴったりです。
極暖は5度〜10度の真冬日

極暖ヒートテックは、最高気温が5〜10度の真冬日に活躍します。
通常タイプでは寒さを感じる日でも、極暖なら快適に過ごせます。
ただし気温が12〜13度になると暑く感じることもあるため、真冬限定で使うのがおすすめです。
超極暖は氷点下や極寒のアウトドア

超極暖は気温が5度を下回る極寒の日向けです。
とくにスキー場や冬キャンプなど、長時間屋外で過ごすシーンで重宝します。
ただし運動や登山には不向きで、動いて発熱すると暑くなりすぎてしまいます。
日常使いよりも、特別に寒い日のお守りとして持っておくのがよいでしょう。
月別に見る着用の目安と衣替え時期

季節の変わり目は、月ごとの目安を知っておくと衣替えの判断がしやすくなります。
3月〜4月上旬:寒暖差対策で着用継続
3月は日中暖かくても朝晩が冷え込む日が続きます。
まだヒートテックを手放すには早い時期です。
寒暖差が大きい日は、通常タイプを着ておくと安心。
上着で温度調節できるよう、脱ぎ着しやすいコーディネートを意識しましょう。
4月下旬〜5月:ゴールデンウィークを目処に収納
4月後半になると最高気温が20度を超える日が増えてきます。
ゴールデンウィーク頃を目安に、ヒートテックから他のインナーへ切り替えるとスムーズです。
ただし肌寒い日のために1枚だけ残しておくと、急な冷え込みにも対応できます。
秋は10月下旬から11月上旬に着用開始
秋のヒートテック出番は、最高気温が15度を下回り始める10月下旬から11月上旬が目安。
近年は気候変動で10月でも暑い日があるため、気温をチェックして判断しましょう。
本格的に寒くなる11月中旬には、しっかり準備しておきたいところです。
暑いか迷う日の失敗しないインナー選び
「ヒートテックだと暑いかも、でも何も着ないと寒いかも…」という日もありますよね。
そんなときの代替インナーを紹介します。
吸水速乾のエアリズムやさらっと素材

気温が微妙な日は、エアリズムがおすすめです。
吸水速乾で汗をかいてもサラッとした着心地が続きます。
暖房のきいた室内で汗ばむことが多い方にも最適。
冬でもエアリズムを愛用している人は意外と多いんですよ。
天然素材のコットンフライスインナー
化学繊維のインナーが肌に合わない方は、コットン100%のフライスインナーが◎。
綿の吸湿性で汗を吸い取りつつ、フライス編みの伸縮性で動きやすさも確保できます。
ヒートテックほど暖かくはないですが、春先の軽い防寒には十分です。
寒暖差にはエアリズムとヒートテックの重ね着
朝晩は寒いけど日中は暖かくなる日は、肌に近い方にエアリズム、その上にヒートテックを重ねるテクニックも。
エアリズムが汗を吸ってくれるので、汗冷えを防ぎながら暖かさもキープできます。
屋外での活動が多い日にはこの組み合わせが活躍しますよ。
地域差による着用期間の違い
同じ日本でも、地域によってヒートテックの着用期間は大きく変わります。
お住まいの地域に合わせて判断しましょう。
北海道・東北エリアは5月下旬まで

北海道や東北地方は春の訪れが遅く、5月でも肌寒い日が続きます。
| 地域 | 着用終了の目安 |
|---|---|
| 札幌 | 5月下旬〜6月上旬 |
| 仙台 | 5月中旬〜下旬 |
ゴールデンウィークでもヒートテックが必要な日が珍しくありません。
衣替えは6月頃をめどに考えるとよいでしょう。
関東・関西・九州エリアは4月中旬まで

関東以南は比較的早くヒートテックを卒業できます。
| 地域 | 着用終了の目安 |
|---|---|
| 東京 | 4月中旬〜下旬 |
| 大阪 | 4月中旬 |
| 福岡 | 4月上旬〜中旬 |
4月中旬を過ぎると最高気温が20度を超える日が増え、ヒートテックでは暑く感じるようになります。
桜が散る頃が、インナーの切り替えどきです。
まとめ
ヒートテックの着用時期は、気温を目安にするとわかりやすくなります。
- 20度以上:ヒートテック不要
- 15〜19度:活動量や体質で判断
- 15度未満:着用推奨
月でいうと、春は4月下旬〜ゴールデンウィーク頃に卒業、秋は10月下旬〜11月上旬に着用開始が目安です。
通常・極暖・超極暖の3タイプを気温に合わせて使い分け、迷う日はエアリズムやコットンインナーも活用してみてください。
毎朝の天気予報チェックを習慣にして、快適なインナーライフを送りましょう。




